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Book Guide for Rusties 2000/05

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A: 殿堂入り 5: 面白い, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

5月

「栄光一途」
元オリンピック女子柔道のメダリストが、次期オリンピック選手候補に あがったドーピング疑惑を追うことになったという小説。 新人賞ものらしい未消化具合が、いい具合につまらなくしている。 友人の女性剣士というのが、かっくいいんだけどもちょっと過ぎるな、これ。 森雅裕っぽい。

「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」
お酒飲めたら面白く読めるんだろうなあ。

「カバチタレ(3)」
難しかった。

「ストロボ」
とかいいつつミステリに分類される人の本を読んでいる私である。 カメラマンを主人公にした短編集。ローライの話と元師匠の話が ちょっといい。 最後に著者のコメントがある桑原史成の写真というのは、 たまたま会社の自分のブースに貼っていたので気づきましたが、 浜松・水俣展のパンフレットの 表紙になっていた、これ だと思います。喜納昌吉のライブもやっていて、 5000円のチケット買ったのに、 30分たっても一曲も歌おうとしないのに腹を立て(変な男が出てきて 、喜納さんにとっての水俣とは、などと学級会を始めた) 途中で帰ったのは半年前の話。「すべての武器を楽器に」ばかげた話だけども、まあ らしいなあと思っていたんだが、言うだけか(どこが真保裕一の感想なんだろうか)

「すべてがFになる」
タイトルでもうナニです。
「すべてがEになる」を読んで、それではと思って買ってみた。
これのどこがすごいのかさっぱりわからん。
(あまりに冷静さを欠いた文章なので削除(34行))
ということで、 どうやら私にはミステリを読む資質が決定的に欠けているようなのだ。

「アンダーグラウンド」
原作の本橋信宏の半生をたがみよしひさが漫画にした?
本橋信宏はナイスですねぇの監督の下で働いていた人で、

宝島かSPA!で小さなコラムをやっていたときから興味を持っていた。 「悪人志願」はとても 面白い。戦旗派のボスの風俗嬢に対する思考停止を攻めるところなんか かなりかっこいい。
しかし私がその小さなコラムに注目するようになったのは、そういう面ではなくて、 実はこの人はかなり重度の神経症だったらしくて、その記述にとても共感を もったためだ。
で、この漫画はというと、なんかまだ第1巻なので不明。次巻を買うには かなり危ういラインに乗っている。
たがみよしひさ。
まだやっていたとは知らなかった。

「エロフェッショナルJ」
みうらじゅんの伝説のエロスクラップが載っているかと思っていたが少しだけだった。

「サラリーマン金太郎(23)」
さらりーまんきんたろうはおもしろいなあ
下のほうで、風呂敷がどーのこーの書いてるけども、これは、 いきなり畳まずアメリカから逃げちゃったのになぜ面白いんだろう。
「ダ・カーポ」のインタビューによると、本宮ひろ志はストーリを考えた あとは目しか描いてないそうだ。
でも銀次郎や大ぼら一代と変わらない面白さ。
もう二度とUFO出したりしないでください。

「ゴーダ哲学堂 空気人形」
この人はこういう漫画を書いてほしいと読者に思われていて、 本人もこういう漫画を描かなければと思っているのだろうか。
すごい偉そうな漫画でヤな感じ。
哲学
現在、自分の世界認識が揺さぶられる漫画といったら、
スピリッツの「大人袋」

「スペーストラベラーズ公式添付ファイル」
これは読本みたいなの。なんともう一つ本が出ているようだ。
一つの映画で本三冊。
角川書店がんばってます。
半分皮肉ですが、半分は本当にそう思っています。
がんばれ。

「スペーストラベラーズ」
これは小説版。銀行強盗は将来ついてみたい職業のひとつなので面白く読みました。 映画は注目していましたが、見ていません。
銀行強盗小説で面白かったのは兄の持っていた佐々木譲太郎(?)「アウトローは 静かに騒ぐ」。タイトルが北方っぽいですが、銀行強盗の痛快な小説です。 続編はつまらなかった。

「我輩は病気である」
原平翁ちょっとキレが悪いです。

「度胸星(1)」
書店の表紙に惹かれ買った。面白い。
現実の宇宙飛行士の話には面白いところがたくさんあるはずだが、 それを面白い漫画にできた例はない。
「パスポートブルー」ががんばってるけども、いまいち。
火星で音信が途絶えた宇宙船を救うためのNASDAクルー一般公募の選別の話がメイン。 これは「カイジ」みたい。
なんか最近キャンペーンされてる映画も火星だから真似なのか?
平行して火星で何が起こったかも描かれているのですが、 こっちも楽しみ。でも「ドラゴンヘッド」になりませんように。
自分で広げた風呂敷は責任をもって畳もう(三谷幸喜)。

「キャラ者」
なんと江口寿史の新刊。しかも面白い。
絵が少し変わって、一部高野文子の顔に似てる。

「少年たちのいた夏」
この人は「キャッツ・アイ」の人かな。すごい上手い絵を書く人だけども、 漫画としてはつまらないのはなぜだろう。

「青い閃光 ドキュメント東海臨界事故」
すげー

「だから、あなたも生きぬいて」
すんなり書かれている、司法書士→宅建→司法試験。並大抵の努力ではない。
すごい。
が、
どのへんが「だから、」なのかわからん。
並大抵ではない努力を続けるのにどれだけ努力が必要だったか、一番わかってる はずなのに。
死んだほうが楽じゃん。

「(理由はないけど)行きぬいて」なんて簡単に言うなよ。

って先生が言ってましたー。

「わが上司 後藤田正晴」
後藤田正晴よりも、著者の話ばかりで吐きそう。ゲボ。
天下りしなかったのはえらい。
TVに出たりコンサルティングしたほうが、
もっと儲かると思ったのかな(うがちすぎ?)
って
これも後藤田正晴の話じゃないじゃん。

「林家ぺーの有名人お宝写真館」
すばらしい。

「オウム解体 宮崎学 VS 上祐史浩」
いいとこまでいってたところもあるのに、 なんでもっとうまくやらんかったのだ、と宮崎学が言っているようだ。 でも暖簾状態の上祐。このへんがいかにもアレフ(元オウム真理教)っぽい。

「アジア パー伝」
アジアの沈没人たちを描いた鴨ちゃん文。 ビデオジャーナリストになったきっかけがとても面白い。 りえぞう先生の漫画もたくさん。

「伊藤家の食卓 大発見」
「伊藤家の食卓 裏ワザ大全集 2000年版」
「伊藤家の食卓 裏ワザ大全集」
とても面白い。ベストセラーになって当然。

「猛き黄金の国 岩崎弥太郎(愛蔵版)」
図書館にあるような伝記漫画。ただ絵は本宮ひろし。


No.
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