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「日本の公安警察」
日本の公安警察入門として初歩から沿革からよくまとまっていてとても
面白く読めるのでお勧め。
「公安担当の記者だったら誰でも知っていること」をまとめた
だけだそうだ。
「闇の男 上祐史裕」
TVに出ているときの無茶な発言は生放送や話言葉ゆえにことかと思っていたら、
文章でもこの人は無茶言ってるな(著者のこと)。
「新教養主義宣言」
今は無きWIREDではじめてこの人を意識しましたが、「伽藍とバザール」の翻訳など
も公開している面白い方。この本も面白い。
意外に若い人で驚いた。頭のいい人の文章は言われっぱなし
になってしまうのが悔しい。
しかし、スコーピオンズに決まっているだろう。
これは決してよくある間違いではない。自分は決してこういう間違いはしない。
間違えてもUFOぐらいだ。ということは、
他にもこのようなスコーピオンズなうろ覚え(か受け売り)に対する言い切りが
含まれているのかもしれない。そういうことでこのうっかりした一文が
きっかけで自分の中の信頼度ランキングは少し落ちてる。
「平成ゾンビ集」
新潮45+の時事巷談ですが、なんだか口調が馴染んでいないように思う。
リアルタイムに読んでいないと面白くないな。
「脳天気教養図鑑」
以前私は唐沢俊一氏を見かけて、うっかり「唐沢俊明だ」と声を出して
しまいまわりを「どこどこ?」パニックに陥れたことがあるが、
幻冬舎文庫で唐沢俊明の「ふたり」と並んでいるのを見て感動した。
最初の豆知識対決が面白い。あとはいつもの薀蓄もの。
「棚から哲学」
週刊文春の連載まとめのその2。さすがに毎週になるとつまらない回も
多くなる。
「聴け。」
爆笑問題に音楽を薦められてもなあ。大したことも書いてないし。
聴いている領域は十分重なっているにも関わらずつまらん。
「空からぎろちん」
初期の文が多いのか、吹っ切れていない暗さがある意味魅力。
「カバチタレ(2)」
なんちゃって青木雄二(監修者として名前入り)の第2巻。面白い。
「由美香」
異例の劇場で上映もされたAVの話の漫画。この著者はどうも他人のふんどしで
相撲を取るズルさを覚えてしまったようだ。漫画を書いている人は屁だが、
内容は凄い。
「ゲームの話をしよう」
ファミ通の風のように永田という方の連載対談をまとめたもの。
この風のように永田という人の書いたゼルダの伝説というTVゲームの
レビューに私は泣いたことがある。で、この「ゲームの話をしよう」という
連載はときどき妙に面白いときがあって、
私は雑誌の記事などあまりふつう印象に残らないのですが、
この連載はたとえばOくんに教えてもらった、
スチャダラのボーズの回の「マリオって部活みたい」とか、
「クリアするだけの器を持っているゲームはあるのだが、自分にそれを
クリアするだけの(時間の?)器がない」などの的を射た発言がたくさんある。
雑談の集成のように見えて、現代のゲームの立場についてこれだけリアルに
切り取った言葉はなかなかないと思う(えらそう)。そういう意味では
最後の糸井重里のがいちばんつまらなかったのが時代の流れを感じる。
「わかってきました。」
理系と理系的雰囲気は違う話。科学ファンの話。本質を掴んでいる回と、
なんだか誤解している回を比べて読むと面白い。
「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」
スカした文章が得意げで嫌だが、新鮮な視点がいくつかあって面白かった。
読み終わって気づいたが、表紙がえっちだった。
スカしたと感じるのと、この人はうまいなあと感じるのの区別はどこにあるのか
わからない。例えば神足裕司の文章はスカして感じるが、
矢作俊彦はスカしちゃってるけどかっくいいなあと思う。
本文だけ入れ替えてみてもほんとうにそう思うかおれは。
ちょっと自信がないので気にしないでください。
なお「スカした」と「入力した」は似てることを発見。
「別冊本の雑誌(13)図書館読本」
つまらん。最近の本の雑誌でもっとも嫌いなのが吉田伸子の文だが、
彼女の図書館体験記がある。もっと最悪なので是非読んで欲しい。
本人は読者が読んでいる姿を少しでも想像できているのか。
なお、本家の「本の雑誌」2000/2月号で気づいたのだが、
知らない間に出版社の広告が載るようになってる。
どこかで言及されてたのを知っている方は教えてください。
「突破者列伝」
まあまあ。
「犬狼伝説 完結編」
かっくいかった。かっくいさを求めている漫画にかっくいさを感じることが
少ないのは、饒舌すぎるからだ。この漫画は
文章は意外に多いのだけど、こうソリッドなというか、鋭い印象があるのでかっくいい。
その違いを400字以内にまとめて明日までに提出。
「ザ・ワールド・イズ・マイン(9)」
すごいことになってる。お友達が玄関を見る瞬間のコマ。すごい。
「ヒカルの碁(5)」
ヒカルくんの立っているコマがあったのですが、ふとその衣装の
ディテールに感動した。少年ジャンプはすごい。
あのくそいまいましい柳沢きみおと比較検証して明日までに提出。
「燃えよペン」
なんかいろんなところで挙げられているんですが、この漫画、いつか
読んでみたいと思ったらふと発見したので。
最悪だ。
どこが面白いのかさっぱりわからん。
面白いと考える人の気持ちもわからないので、自分が何が面白くないかも
説明できない。
このへんが私の限界ですか。
「不逞者」
面白い。
「グリコ・森永事件最重要参考人M」
時効成立。まったく宮崎学は疑わしくてすばらしい。事件の復習に最適。