Book Guide for Rusties 2006/10
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A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄
10月
- 3:松下幸之助「道をひらく」PHP
- 3:稲森和夫「敬天愛人」PHP文庫
- 5:日垣隆「売文生活」ちくま新書
- 5:安田理央、雨宮まみ「エロの敵」翔泳社
- 4:茂木秀昭「ロジカル・シンキング入門」日本経済新聞社
- 5:岩井俊雄「どっちがへん?」紀伊國屋書店
- A:電気グルーヴ「メロン牧場 花嫁は死神」ロッキング・オン
- 4:ブルボン小林「ぐっとくる題名」中公新書ラクレ
- 2:森尾由美「森尾由美のドタバタ育児」ワニブックス
- 3:二ノ宮知子「のだめカンタービレ(1)」講談社
- 3:井浦秀夫「AV列伝(6)」小学館
- 3:西原理恵子「パーマネント野ばら」新潮社
- 2:若松公徳「デトロイト・メタル・シティ(1)」白泉社
松下幸之助「道をひらく」PHP
事情があって読む必要があった松下氏のお言葉本。
えらい人でこの本を好きな人いますよね。
カーネギーの「道は開ける」と間違えやすい
3/1くらいずつ○と×と?をつけて読んだ。
稲森和夫「敬天愛人」PHP文庫
事情があって読む必要があった京セラ稲森氏のお言葉本。
「凡事徹底」は好きな言葉だ。
こういう本は置かれた状況によって受取りが異なる。
半分くらいずつ○と×をつけた
日垣隆「売文生活」ちくま新書
作家は原稿料で生活できるか、といういろいろな話。とても面白い。
メルマガに連載していたものを加筆修正したものとのこと。
夏目漱石から立花隆、純文学作家たち、筒井康隆、
永江朗まで、もちろん日垣氏の話も交えて。
漱石の朝日との賃金交渉の話など初めて知った。
筒井康隆日記もすべて読んでいたはずだが、東京を引き払うあたり、
私はしっかり様子を理解して読んでいなかったとわかった。
原稿料って安いんだなあと思った。とわかってはいるけども、
日垣氏のメルマガ有料化時に高価に感じた気持ちは、いまでも変わらない。
私が原稿料の現実を知ったのは、
橋本治が歌舞伎の本を書いたときの費用と原稿料の内訳を書いたのを読んだときだ。
(つづく)
安田理央、雨宮まみ「エロの敵」翔泳社
歳が同じということで一方的な共感を持っている安田理央氏の本。これは面白い。
(つづく)
二ノ宮知子「のだめカンタービレ(1)」講談社
試しに一巻だけ買ってみた。面白い。音大が舞台になっているというと、
森雅裕の一連のオペラシリーズを思い出す(芸大がモデルなので
美術系と音楽系の両方が描かれている)。
続きを買い始めたらはまりそうなのでがまんする。
茂木秀昭「ロジカル・シンキング入門」日本経済新聞社
栗本慎一郎が司会をしていたフジテレビ「ディベート」グランドチャンピオンだそうで、
ディベートという観点からロジカル・シンキングの基礎について書かれたもの。
新書版なので一通りのことがシンプルにまとまっていて厚さの割りには内容が濃い。
が、実例に乏しく、あってもあまりロジカル・シンキングの有用性も感じられる
ものでもないのが残念。
岩井俊雄「どっちがへん?」紀伊國屋書店
「いわいさんちにようこそ」の「どっちがへん」の書籍化。
とてもいい。早く子供と遊びたい。
電気グルーヴ「メロン牧場 花嫁は死神」ロッキング・オン
2001/09に読んだものを再読。
なにげに棚から手にとって読み始めたら止まらず一気読み。ああおもしれぇ。
ブルボン小林「ぐっとくる題名」中公新書ラクレ
「猛スピードで母は」というぐっとくるタイトルの長嶋夕と本人同士の関係だそうです。
「淋しいのはお前だけじゃな」というぐっとくるタイトルの枡野浩一が
紹介していたので買った。面白かった。面白いと思っていたものが面白いと
紹介されているだけではなく、面白さがわからなかったものが面白いと紹介されていて
たしかに面白いのが面白かった。
しかしこのペンネームはぐっとこない。ファミ通の編集者並。
森尾由美「森尾由美のドタバタ育児」ワニブックス
カトレア学園好きだったなあ。
仕事を続けながら二人の子供を育てているいろんな話。
料理下手とか言いながら、プロ顔負けのレシピを20頁も
続けるあたりが、嫌みが過ぎると思う。
井浦秀夫「AV列伝(6)」小学館
カンパニー松尾の回が読みたくて買った。感動した。
しかしこの作者は本当に漫画にグルーブ感がない。
モタモタモタモタうっとうしい。
西原理恵子「パーマネント野ばら」新潮社
まったくキュンとこなかった。一つ前のイケちゃんも。
創作ものがだめだったっけ、と思ったが、
「ぼくんち」は泣いた。サイバラそろそろ才能が枯渇したかと思ったが、
現在「毎日かあさん」にあるサンマの話は笑って泣いた(ジワッときた、マジで)。
素晴らしかった。野ばら、も世間一般の評判は良いようなので、
駄作と言うことではなさそうだし、つまり。
サイバラ漫画にも苦手な領域があるということだろうか。
サイバラ漫画は「全部買い」で自費出版物まで手に入れていた私だったが
そうではなくなってきたということかな。
若松公徳「デトロイト・メタル・シティ(1)」白泉社
信頼できる読み手のうち何人かが褒めていたので買った。
が、20年前のギャグマンガのような展開。
うーん。
スウェーディッシュ・ポップやオサレ系音楽にも、デスメタルにも詳しくなさそうなので、ネタが表面的だし、けっこう音楽好きの人が誉めているのはなぜだろう、なぜかしら、のひみつ。
両さんのつまらないときの1回分がダラダラと一冊続く感じで。
今後もこのまま続ける気なのだろうか。
両さんの方がまともにリサーチしてそうだからまだマシか。
きっと私の感性の方が鈍ってきているのだな。
まあそれはそれ。
「可愛いダックスですねー」
と
「なに笑ってんだアメリ、コラァ。ニヤニヤしやがって」
だけは可笑しかった。
アメリのあの表情は、体調悪いときとか非常にカンに障るよね。
No.
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