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Book Guide for Rusties 2007/02

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A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

2月

小田嶋隆「サッカーの上の雲」駒草出版
Webのサッカー関連のものを集めた本かと思っていたので、買おうか悩んでいた。 ところが、雑誌のサッカー関連のコラムをまとめたものだったとわかって購入。 サッカー選手のこと知らなくても面白いのは凄いな。 いろんな意味の愛にあふれている。
渡辺和博「キン・コン・ガン!」二玄社
肝臓ガン告知以降のエッセイだが、他のシリーズとまったく変わらない ブレの無い文章ががさすがだ。 2007/02/06に亡くなったとのこと。告知から3年ということになる。 3年か。覚えておこう。 どこで見たかは忘れたのだけど、美学校時代の長髪ナベゾの写真が忘れられない。 最後のページの水彩画を見ればわかるが、この人は絵が上手いんだよね。 やすらかに眠れ。
たかいよしかず「こわーいおとがきこえるおばけおめん」ポプラ社
ボタンがついていてページのお面に相当する効果音が出る。面白い。
二ノ宮知子「のだめカンタービレ(17)」講談社
ふつう。
山崎敏「システム開発火事場プロジェクトの法則」技術評論社
後半は話が生々しすぎ。デスなものを体験したときは、そういうのが 仕事と勘違いしてしまう人と、二度と過ちは繰り返さないようにする人と、 漠然と続ける人の17種類に分かれるわけだが、とか、なんか気の利いたことを 書こうと思ったがやめた。 前半のパターン/アンチパターンが面白かった。
いしいしんじ「いしいしんじのキューバ日記」マガジンハウス
いまいちであった。面白いけど。
たかぎなおこ「150cmライフ」メディアファクトリー
「一人旅一年生」が面白かったので購入。ふつう。 編集者が「身長」「イラストレータ」というキーワードでインターネット検索 した結果、この連載になったとのこと。 なのにモチヲWeb進化論2.0的な感じがぜんぜんしないのが楽しい。
奥野修司「心にナイフをしのばせて」文藝春秋(1571円)
30年前の中学生同士による首切り殺人事件のルポ。 これは中身を知らずに読んだ方がよい。
鴨志田穣「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」スターツ出版
鴨ちゃんのアル中小説。りえぞう先生の男気が感動する。 表紙絵はリリー・フランキー。偉いなあと思ったが、 題字がりえぞう先生だった。 鴨ちゃんはかなり文章が下手だが、悲惨ぐあいでつい読み込む。 「毎日かあさん」によると復縁して同居しているらしいが 本当に酒やめられたのかな。
Eric Carle「はらぺこあおむし」偕成社
雑貨屋にキャラクター商品まであったよ。
吾妻ひでお「逃亡日記」日本文芸社
便乗本インタビュー。漫画面白い。えらそうなこと書いても偉そうじゃないところが いい。
椎名誠「海ちゃん、おはよう」朝日新聞社
椎名誠の長女誕生のころの自伝的小説。初めての子供の話かと思いきや、 奥さんとのなれそめや、十分書き尽くしたんじゃないかと思える 業界紙時代の話などで、いかにも書き流した感じの小説。 一枝さんと思われるなみえさんが男気がある。
「STATIONERY magazine(2)」ニ出版社
スタイリッシュな文具ガイド。スタイリッシュな文具を使ったからといっても なかなかスタイリッシュになれないのはなぜでしょうか。

No.
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