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Book Guide for Rusties 2007/03

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A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

3月

町山智浩、柳下毅一郎「ファビュラス・バーカー・ボイーズの映画欠席裁判(3)」洋泉社
ハロルド作石「BECK(29)」講談社
唐沢俊一、ソルボンヌK子「唐沢俊一の雑学王」廣済堂出版
唐沢俊一の一行情報はやはりひと味違うなあ。面白い、それは(つづく)
手嶋龍一、佐藤優「インテリジェンス 武器なき戦争」幻冬舎新書
最初のお互いの誉め合いがもう気持ち悪いかもしれないけども、我慢して読んで 良かった。とにかくあの(つづく)
植木不等式「さあ、場ちがいになりなさい」猫津波選書
いやあ面白かった。こんなに凄い書き手が(つづく)
家入一真「こんな僕でも社長になれた」ワニブックス
Paperboy&&Coの家入社長の自叙伝。 泣ける良い本であった。 ITmediaの記事 「ひきこもりからIT社長に"paperboy"の軌跡」 GREEキャリア も参照。 会社立ち上げて以降の真摯さというか、熱中加減が、それまでの逃げの人生とは 一変している。面白い。逃げてない。 とはいえ、現在ひきこもり現役の人にとっては、この本を説教代わりに 読まされたりしたらたまらないだろうな。
Sonia Canals「シャン・シャン・シャララ」JULA出版局
タンバリン風の絵本。シャン!シャン!
吉本敏洋「グーグル八分とは何か」九天社
グーグル八分という言葉と、それが存在する状況への危機感が 普通の人にもわかるように詳しく説明されていた。 著者の主催する悪徳商法マニアックスというWebサイトはWebであるからこそ 成り立った良質なサイトだと思うので、この特定ページを 有無を言わさず検索できなくしたことは、Googleには意図があるかないかに 関わらず、ユーザがEvilに荷担したと思うのは当然だ。 後半の関係者へのインタビューも興味深い。 特に図書館協会の方による図書館の 自由に関する宣言のラジカルさは凄いですね。
いしいしんじ「なきむしヒロコちゃんはかもしれない病かもしれない」講談社
「アムステルダムの犬」に続き、ようやく初期のいしいしんじ本をすべて 手に入れることができた(amazonマーケットプレイスで1年ずっと予約状態だった)。 内容は「にんきもののひけつ」みたいな感じだった。
小畑健、大場つぐみ「デスノート(13)」集英社
デスノート難しいという話をしたら、スーパープログラマの 太一さんが教えてくれた。 こんなのが出ていたとは。 面白い。 解題の方も面白いが、著者2名のインタビューが面白すぎる。 何がすごいって、原作者と作画者の2人はほとんど会わずにこれだけの 作品を作ってしまったことがすごい。いまどきのソフトウェア開発の本 なんかだと直接対話が重要と言われすぎぐらいに言われているが (ツールとしてのメイルを否定するのは言い過ぎだと思う) いや、そういう話は関係ないか。間の編集者というのが重要だというのが よくわかる。 あと作画の方はストーリーを知らずに書いていたらしい。 すごい。 いろんな意味で面白い本だった。
パオロ・マッツァリーノ「つっこみ力」ちくま新書
前半は首をかしげていたが、後半の、自殺者が多い話あたりから 最後までが非常に面白かった。なんかねー、借りる側にも、 首括ればリセットできる、というリスク対策を当然としている ところがある(私も)。だから住宅はいつまでたっても 安くならない。ここだけ読んでもよくわからないですね。そうですね。
日垣隆「世間のウソ」新潮新書
読んでほしい人はきっと読んでくれないんだろうな。
太田垣康男「MOONLIGHT MILE(14)」小学館
ひさしぶりにカタルシスのある巻。要はそういうものが読みたいわけね>おれ

No.
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