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官憲に真っ向から刃向かう技術力と信念とは裏腹に、 どうにもその活動が滑稽だったり、有名な新左翼とは思えない幼稚な思考など、 どうにも理解できないが面白く読める。 テロ集団も過激派も新左翼も興味が無いが、 武闘闘争を停止し、共産主義の行き詰まりからエコロジー主義への転向、 しかしミサイル事件による指名手配者の逃亡バックアップ(結局時効成立まで 逃げ切った)を続ける後半はなにか物悲しい感じであふれている。
指名手配犯の一人が、結局自分たちのやったことは無意味だったのでは、
というのは「まったく(残念だけども)その通り」と思った。
けどもあの厳戒態勢の中皇居にミサイルを撃ち込んだ人たちがなあ、
やっぱだめだったって、そうなんだけども、なんだか寂しい話だ。
初めて買ったサイバーでハイパーなオン・デマンド出版本が
コレなのはどうかと思う。
基本的にはWebに載った内容ですが、
知らなかったのも多いのでそれなりに楽しめる。
しかし畑正憲のどうぶつ王国
「あれはおれのための王国であって、おまえの王国ではない」
はすばらしい。
手書きのあとがきの文字。
端正な筆跡が以外だった(失礼)
Googleで「グレコローマンかたぎ」を検索するとなぜかこのページが最初に出てくる。
なんて畏れ多いことをするのかGoogle。
こちらがお探しのページです。
パンクで面白いッス(2002/10/27追記)
っていうかまだ新作が出るとは。
帯に初単行本化、とあったが、じゃーこれまで出てたのは何?
なんでこの人がずっと生き残っていて、
なんだか偉そうなことが言える位置にいて、
たいしたことがない文章を書いて金をもらっているのか、
さっぱりわからない。
柳沢きみおがいつまでたっても青年誌で連載が絶えないのと同じで、
漫画世界の謎のひとつだ。
言い過ぎ?
だって一度でも週刊アスキーのへたれ漫画で笑ったことがあるか?
WWWのおかげでいろんな所属・属性の人の文章を読めるようになったけども、
これだけの文章はなかなか見つけられない。
しかしこの人は絵のディテールがすごいな。
柳沢きみおはこれを読んでいるだろうか。
表紙のかわいい子のTシャツ。最初気づかなかったが、
一度気づいたらそうとしか見えなくなるという、
人間が画像処理だけでものを認識しているのではないという良いサンプルに。
(私が認知科学の教科書で見た絵は、
強い日差しの木漏れ日の中の白黒ブチの犬の絵)