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「幽玄漫玉日記(1)」
明らかな神経症傾向を示していた桜玉吉の復帰作。最初の章は神経症からの社会復帰の例として参考になるだろう。相変わらずおバカさがご機嫌な日記。週刊アスキーのゲイツ漫画もご機嫌なので有限会社玉屋の発展を祈りたい。桜玉吉の水墨画ほしくてたまらん。
「平成の自衛隊」
「兵士に聞け」シリーズが売れたせいか(兵士を見よ、の重力加速度と引力の著者の
あほな間違いは今年1998年の勘違い大賞)、これは産経新聞の連載から。朝日新聞も年末から自衛隊の連載を始めた。連載ものなので、一つの節が短くてよい。自衛隊の駐屯地移動は高速道路を使えないそうだ。なぜなら費用がかかるから。
久しぶりに聞いたひどい話だ。
「たぬきの皮算用」
りえぞう漫画目当て。銀玉親方の雀荘経営の実態がわかる。というほどでも
ないが面白い。
「ゲームクリエイター列伝(1)」
どれもひと味違ったゲーム(ヴァーチャファイター、ダービースタリオン、
バイオハザード)を作った人たちの話。少年マガジンの不定期連載を
まとめたもの。パターンは同じで笑いつつ少年漫画的な感動をする。
これの大人版(「闘うプログラマー」のようにリアルな)ものも
希望。朝日新聞の連載が終わったので「ナニワ金融道」の人に是非
(鈴木みその漫画でこういうのあったか)。
「日本国初代大統領・桜木健一郎」
日本に大統領が生まれた(が任命は一ヶ月後)とたん、朝鮮半島情勢から始まって
日米安保破棄、とドタバタが起こる。なんだかSAPIOみたいだと思ったら、
BARTだった。おしい。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所(111)」
マリアが女性になった。中川と魔法使いというワイルドカードがあるので、
なんでもありだ。部長のときめきメモリーがいい。
「め組の大吾(15)」
待ちに待った新刊。金田一少年はどこに行っても殺人事件が起こって
しまうが、彼の行くところはどこでも火事が起こる。が、これを物語に
組み込んでしまったところがなかなか。早く続きが読みたい。
「水の中の月」
かなりいい加減でもしかしたら能條純一化しつつあるのかも。でもやはり
この人の顔はいい。
「音楽誌が書かないJポップ批評」
J-POPという言い方もいかがなものかと思っていたが、J文学よりましだ。
で、GRAYがラジオにでていて、新曲についての説明がまるっきり演歌歌手で
ものすごい違和感を覚えたのだが、そういう違和感についてよく書かれていて
一部はおもしろかった。著者により内容レベルがかなり違う。いまさら
質の低い「パクリだ」話を聞かされても。