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Book Guide for Rusties 1998/09

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A: 殿堂入り 5: とても面白い, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

9月


「こちら葛飾区亀有公園前派出所(110)」

「Cの福音」

「老人力」

「宿命 よど号亡命者たちの秘密工作」

「新宿熱風どかどか団」

「兵士を見よ」

「ガリバー・パニック」

「ぼのぼの(16)」

「問題外論(15)」

「笑う萬月」双葉社

「わたくしだから」

「大陸ロック漂流記」

「カルト王」

「無気力製造工場」
この「完全自殺マニュアル」の人の「檻の中のダンス」がすげー面白かったので、 昔の著作を買ってみた。面白い。細部は違ってもこの人の底流に流れる 一貫した姿勢がよくわかる。会社が求める理想的な人物像をまとめ、 自己啓発セミナー出身のラグビー部員じゃねーか、と喝破するところ笑った。 そうなのだ。消極的で友達もいない人は求められていないのだ。 とても面白いぞこの人は。ドラッグ関係はほどほどにしておいて、 もっと文章を書いてほしいものだ(ケッ、大きなお世話だ、とかいいそうだが)。

「岡田斗志夫のお蔵出し」
イーストプレスのお蔵出しシリーズ第三弾。 「Quick Japan」のオウムアニメータインタビューが載ってる。この人はとても お金持ちの家の子で子供部屋が20畳あったそうだ。そういうところにオタク気質 の子供が育ったらと思うと目も当てられないが、こうなったことはよしとしよう。 オタクらしい鋭い考察の一つ。ハリウッドのクリーチャー作成者のあこがれは 開田裕二だそうだ。だれそれ。いきなり脱落する私であるが、注釈に助けられる。 この人は怪獣イラストレータだそうだ。でもどうしてもハリウッドの人たちが 作るのは生物か宇宙生物か恐竜になってしまう。だからあこがれだそうだ。 うむ。だからゴジラもああなってしまうのか、と感心しました。

「スターダストメモリーズ」
どれも読んだことある星野之宣の冴えた筆致の、冴えない物語。 つまらん。

「大問題'96」
表紙が松本智津夫被告と村山富一。この冴えない二人と、 あの大事件続出の1996年の対比だけで、どれだけこの年がいいかげんな アレやコレがバレてしまった年かがわかる。こういうときはいしいひさいちの 筆も快調だ。しかし「洋服の青山」と教団弁護士の関係を否定する記者会見なんて 今になると笑える。

「極めてかもしだ(1)-(6)」
十年ほど前、友達のK田くんに借りて面白く読んだ。古本屋で安くセット販売を 見つけて買う。昨今の山本直樹ほどいやらしくない。ひょんなことから 女子寮にすむことになったかもしだくんの物語は「ぼくたち『跳んだカップル』 みたいだね」の一言で表せるかも。ただしかもしだくんの自分勝手さは、 花井カオルやシゲタさんに通じるものがある

8月分の残り書いた

「VOW全書(1)」
「VOW」の(1)と(2)をまとめたもの。宝島社の文庫参入の目玉? しかし、 まとめたのはネタだけで、そのほかのおまけやしりあがり寿の漫画等は 省かれている。こうなると疲れる。


No.
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