[1993年]
[1994年]
[1995年]
[1996年]
[1997年]
[1998年]
[1999年]
[2000年]
[2001年]
[2002年]
[2003年]
[2004年]
[2005年]
[2006年]
[Book Guide for Rusties Index]
[1月]
[2月]
[3月]
[4月]
[5月]
[6月]
[7月]
[8月]
[9月]
[10月]
[11月]
[12月]
テリー伊藤「お笑い大蔵省極秘情報(2)大蔵官僚の復讐」飛鳥新社
お笑い大蔵省シリーズふたつめ。キャリア組とノンキャリア組の大蔵官僚の
内幕暴露インタビュー。たとえ真実が1/10だったり誇張があったとしても、
目から鱗が落ちるようなコメントばかり。面白い。
「酒じゃなくて潤滑油を飲む」「行革で許認可権限を無くしても、書類を受け取らない
だけでも許認可権限発動と同じ」「国家公務員I種試験の点数で20年後まで決まる、ゆえに
留年してでもいい点を取るので東大法学部は留年が多い」
あんまり腹が立たずに笑ってしまうのは本音だとわかるからか。だから
「国民がバカだから」とか言われてしまうのか。
「VOW(10)」宝島社
ついにVOWも10冊目。すっかり本誌の方はヘアヌード+SPAみたいな雑誌になったが、
VOWのページだけは昔どおり。今回笑ったのは「柵を越えるときけん」の「きけん」の
文字が剥げて「きりん」になっているやつ。写真には向こうにキリンが写ってる。
もう一つは前々回から話題になっているシャウト姉ちゃん。叫んだ顔の外人女性の
同じ写真が、複数の異なる広告に使われているのを集めたもの。それも地方のチラシでは
なくて、大手代理店が手がけたと思われる大手メーカーの広告。どこかにそういう定番
素材があるのか、単にネタの使いまわしなのか。
あいかわらずユーライア・ヒープにかけたものなど、ディープなコメントたまにあり。
「不夜城」
馳星周の小説の漫画化。映画化もされるそうで、
ぼくらの書評人坂東齢人もずいぶん遠いところに行ってしまったようでさびしい。
で、漫画なんだが、ところどころ相原コージがまじめに描いた絵みたいなのがあって、
うまいのか下手なのか。小説に忠実であろうとするあまり、やたらネームが多く
なってしまった。イメージとしては
(かーのお勧めの)
高橋ツトム「地雷震」のようにしヴくやってほしかった。
「明和電機会社案内」
日経新聞の「私の履歴書」はアルバイトをやっていたころ近くの蕎麦屋でよく読んでいた。
面白かったからだ。滑稽で面白かったときもあったし、まじめに面白いときもあった。
滑稽で面白いというのは「文藝春秋」の同級生交歓(だったっけ)を読む滑稽さに近い。
(さいきん村上春樹の「ポストアンダーグラウンド」読むので買っていたのだ。飽きたので
やめようと思ったが今月号は林郁夫手記が載っていたので買う、)。
で、なにかというと、土佐兄弟の父親の半生が妙に面白かったのだ。これは、最新のCDにも
収録されている。これは日経新聞のパロディだが、奥付けに本当の日経の記者が
インタビューしていると書かれていた。波瀾万丈度はこの世代の人が一番高いのかも。
で内容だが、自分で作るパチモクを作りたくなりました。
「VOWでやんす!」
みうらじゅんのひとりVOW。ひとりでVOW一冊分のネタを提供できてしまうところに、
この人の怪人ぶりがうかがわれる。いつも書いているが、この人は有名になる前から
こういう人だったのだ。すごい。
変読が懐かしい。いまだに宍戸錠という名を見ると「あなとかぎ」と読んでしまうし、
梅宮辰男も「ばいきゅうとらお」、三田村邦彦は「サンダーソン邦彦」、新沼憲治は
「ニーヌ・マッケンジー」である。
「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMPよ永遠に」
最近見ていないな。ビデオに録画してこれだけはチェックしていたんだけど、
まだやってるんだろうか。ここ半年はヒット曲知らない状態である。
で、この本だが、TVで見た回もあるんだけど、本だと面白さが半分も伝わってない。
ほかもちょっと退屈に思いながら読んだが、TVだと笑えたのかもしれない。
ダウンタウンの面白さと爆笑問題の面白さの違いか。
「人達」
で、唐沢なをきよりも笑えなくなってしまったとり・みき。似たタイプで、とり・みき自身も
そう言っていた覚えがあるが、どうして笑えなくなってしまったんだろう。
(Northはこれも面白かった?)
今思いついたが、交換ホームページってやってるのいないかな。全世界が見守る中、
交換日記をホームページでする田舎の中学生男女(交換日記は都市部の生徒がやっては
いけません)
「原子水母」
ピンクフロイド。じゃなくて
唐沢商会の漫画。ばかばかしかったり、すかしてしまったり。気が合うと面白いのだが。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所(108)」
なべの回が面白い。たまにあるセンチメンタルな両さんであるところの「遠い放課後」
ぱっと白い線画ページを入れるあたりの効果にびびる。
「探偵物語カブ」
かわぐちかいじの15年も前の漫画を単行本にしたらしい。つまらん。だまされた。