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「トンデモ本1999 このベストセラーがトンデモない!!」
「秘密」
「爆笑大問題」
「リング(上)(下)」
「オールナイトライブ(3)」
「あっ、発明しちゃった!」
「増補版洗脳体験」
「定本気分は歌謡曲」
「ビジネス版悪魔の辞典」
「ねこぢるせんべい」
「ALL NUDE」
「約束された場所で」
「鳥頭対談」
今は亡きUNOに連載していたもの。親が買ったというファミリーカーは
最新型のベンツワゴンだった話は大爆笑する。連載時も書いた西原理恵子の言葉
「いまのこの状況は絶対嘘で間違いにちがいないと思っている。
本来の私の人生というのはパートで働いていて、子供が三人くらいいて、
旦那が暴力をふるう。でも、まあまあ幸せ。この姿が私の
真実の私、と思っている」がすごい。もっと得意になってもかまわないのに。
この冷静さというか物事を見抜く力みたいのが、そこらの無頼気取りの
作家や漫画家(男女問わず→例:ジャンケン隊、辻仁成、GRAY)との
違いで、社会の真実がわかっている感じがするのだ。
「ロック微分法」
渋谷陽一の昔の本が再版されていた。引用されている山下達郎インタビューの言葉
「音の固まりとして純粋に自分の感性に訴えかけてくる音楽というのは、
ものすごく金のニオイのする音楽なの。だけど金のニオイを作り出す体質は
嫌いなんだよね。これが僕の永遠のイレンマなんですね」うむ。あの山下達郎の
FM番組の突き抜けた趣味性と、たとえば最新アルバムのコージーの抜け方がよく
わかる。
別のところ。渋谷陽一のロックスターというのは我々の欠落部分の集積であり、
不幸の総和であるという定義。その裏も真な気がする。
ということでいかにも渋谷陽一な文章が並んでいて面白い。もはやロッキン・オンは
日本でもっとも売れているロック雑誌になってしまったのだ。
誰からもけなされなくなってしまったジョン・レノン(あの
ダサいおじさん、バカな平和主義者、現実見てない人、あの夢想家だ、ってやつ)
になりませんように。
「瑠璃の波風」
「沈黙の艦隊 海江田四郎青春譜」との副題あり。子供時代の話でつまらん。早く
防衛大学に入ってほしい。海はいいよにゃー。
「戦空の魂(8)」
太平洋戦争の漫画。航空審査部戦闘隊の章が泣けた。戦争であろうと何であろうと
やはり敵と自分への冷徹な視点が必要なのだ。