1999/03/27
会社にはPhotoShopもあるが、会社でプライベートな絵をいじるのは、遠慮していて、 個人で買うには高すぎる(俺がカメラマンやデザイナなら別だが)。
だからといって、私にはデジカメとプリンタとスキャナについきて
知らない間に増えていたレタッチソフトは
思ったことができなくて、いまいち作業がしにくい(だいたいレイヤがない)。
私は素人だが、昔バイトで3D CG作成過程に使う自社製レタッチソフトのデバッグを
続けたことがあるので、機能だけは少しは知っているのだ(なお、そのデバッグ中に
横にいたguru senoo氏がささっと描いてくれたのが、ここのトップページの
イラストである。松本智津夫被告漫画などもあったのだが、とっておけばよかった。
PaintShop Proが5.0になったらレイヤもついたのだが、
使い勝手がちょっと合わない。
アスキーサムシンググッド社製のウルトラキッドが出て、これはなかなか
使いやすそうなのだが(キッドというからには青林堂のどさくさの後、
すっかり話を聞かなくなったZeitの98用ペイントツールのと関係あるのか)、
ウインドウ位置は覚えないは、必ず落ちるパターンはあるは
(特にフローティング関係のあと確実に落ちる)、そのためにまめにセーブとったら、
そのセーブした画像をさわると落ちるはで、いくらなんでもというくらい信頼性が
なかったのだ。
最近やっとパッチが出てどうやら普通の作業では落ちなくなったので、
試しにBFRの扉絵を作ってみた。
もちろん合い言葉は、「目指せ! 藤井フミヤ」である。
1. とりあえずあれ。テーマを決める。ロッケンシリーズということで、
ロック界では有名な牛さん画像を手に入れる。
っていうか、どっちかというとタイトルの方が好きなんだが。
「原子心母」とユーライアヒープの「対自核」は傑作だと思う。
同じ人の和訳と見たがどうだ。 なお実際は640x480で作業をした(この右のは320x240) | |
2. 牛を切り抜いてみる。マジックワンドでさくさくと、細かいところが残って いるが、気にしない。だいたいでよくする。サントリーの広告作ってるん だったらこれだけでも徹夜可。 | |
3. 試しに手前に本を置いてみる。これは「イメージホース」とか言われるので、
複数の画像がパラパラランダムに置かれるブラシだ。自分の所有している
本を取ろうと思ったがボール紙とかでブルーバック撮影とかするのが、
面倒なので、たまたま入っていたやつを。 でもちょっと感じがでない。 |
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4. 思い直して、ちょっとパラメータをいじって拡大率を線形に変えた本を パラパラしたあと、その前に2.で切り取った牛を置く。うむ。 | |
5. 背景に重ねてみる。ちょっとそれっぽい。背景に行くほど本をぼかすのも 手だが(FF8でもちょっと使っていて驚いた)、 めんどくさいのでやらない。 | |
6. 3.でいったん作った本を手前に置いてみる。まるで今の自分の部屋の
ようで、しばし感慨にふけり、みどりのたぬきを食べたくなったので休憩。 余談だが、みどりのたぬきのスープと七味唐辛子の袋が一緒になった 正確な時期を知っている人は メイルを。 | |
7. 文字を入れないといかん。Windowsは知らない間にたくさんのフォントがあるが
なかなかうまく使いこなせない。とくにタイトル系に使えるのが少ない(センスさえ
あれば宝の山なのかもしれない)。
これは Haettenschweiler というフォント。ちょっと Huftewissenscaftler に
にているのが山田五郎 今回のテーマはニール・ヤングの牧場の牛なので(今考えたんだけどさ)文字色は 金色をイメージしてきたない黄色と焦げ茶で適当にグラデーションかけて塗る。 文字を浮き上がらせて、そろそろ疲れてきたのでよしとする。 |
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8. 見えないかも知れないが別レイヤにwww.suchi.orgの文字も入れておこう。
これで完成。 本当のタイトルようには画像サイズが少し大きいので、 1/4にしてJPG50%時間圧縮でゴー。 |
1. とりあえず文字を白にしてみる中心部分に置いてみる。 牛は白いし、空もうすい水色で小さくしたら 見えなくなりそうなので、文字はいったんあきらめる。 | |
2. 空の色を目立たせる。これで小さくしてもコントラストが強いだろう。 | |
3. 色が混ざっているところには縁付き文字の法則に従い、前節1.の文字枠を 3pixel拡張させて黒で塗りつぶせローリングストーンズ | |
4. その上に通常サイズで青の補色の黄色から白へのグラデーションで 塗ってみる。 | |
5. 88x31の縦横率に近いのに少しトリミングしてみる。 まあいいんでないか。 | |
6. さてサイズを変えてみる。なんかちと暗くてよくわからん。 | |
7. いっそのこと全体を明るくしてみたらいいので、ボタン化しておしまい |