建設中に気になっていたこの看板。
開店直前になって
修正されていた。少しほっとした。
Googleのストリートビュー機能も、必ずここへ向かうだろう。自動撮影した写真から抽出させたり、メタ情報を入れさせるのはもちろん、少額のギャラを出して、人間に撮影させるところまで行くと思う。
特に日本はみんなケータイを持っていて、そこにカメラがついているから、「Google取材班」を世界一つくりやすい国だろう。
(mojix.org)
↑は典型なんだが、ストリートビューのいろいろな話から、ゼンリンの話が欠けているように思う。ストリートビューの背景の地図をいったい誰がどうやって作っているか疑問に思わないのかな。特に最近はズームすると、おそらくゼンリンのデータを元にした建物名が出るようになった。すごい。
あれ、ゼンリンはもう50年も前から全部人力で調査している。
我が家は駐車場あとに3年前に建てたのだけど、建物の矩形が描かれたのは1年後だった。
建物と地番が結びついたのが2年後くらい(以前は番地を検索しても登録されていないため、隣家の番地と建物が検索結果として出ていた)。とにかく早かった。
ゼンリン独自の詳細な情報は、足を使った調査が決め手です。
一軒一軒、一戸一戸の建物名称・居住者名や番地を大縮尺の地図上に詳しく表示した住宅地図。全国の約99%がゼンリンブランドで発行されています。
この広いエリアの刻々と変わる街の表情を伝えるためには、地域に密着した調査は欠かせないものです。そこで、年間延べ約28万人の調査員が一軒ずつ足を使って確認しています。
調査用原図をもとに、全国各地で調査を行います。調査には前回出版の地図をベースとして使います。道具は、足とペン。一戸一戸、現地を実際に歩いて回り、表札や看板などを見ながら、居住者名、建物名、番地などを調査します。同時に、バス停、交差点名、一方通行をはじめとした交通規制情報なども詳しく調査します。
(ゼンリンWeb)
電算化もずいぶん古くからやっているらしい。これはZという地図ソフトが出たころインタビューで読んだのかな。15年前、仕事でゼンリンの生データを見たことある。データの文字コードはEBCDIKとKEISも使われていた。そんなコード知ってる人は当時でもごく一部だった。私もきっとEBCDIKの変換コードはもう一生書かないと思う。もちろんもうとっくにいろいろモダンなデータ形式になっていると思うが。
そのとき、いろいろ話を聞いたのだけど差し障りの無い話としては、当時は人力データの蓄積の方が早くてデータに反映する手間の方がかかり、そちらがボトルネックになっていたらしい(今は知りません)。そんな膨大なデータが積まれてあの住宅地図ができているのだ。
そういう文化ですから、東京の都市部で路地を歩きながら10メートルごとに360度周りを見回して歩く、なんていうことをやっていると、確実に30分以内に警察に通報されます。
Google の中の人への手紙(higuchi.com
だからそれはゼンリンが50年前から……。
ここからは推測だが、今回の日本でのGoogleの調査もおそらくゼンリンのノウハウが生かされているんじゃないかと思う。もしかしたらGoogleブランドで調査しているのはゼンリンの出向社員だったりして。なんて思うくらい。まあ、Googleに驚くのもいいけど、身近な日本の企業のすごさも知っていると楽しい。
ところで、内容の話から察するにきっとハマるからと何年も避けていた「水曜どうでしょう」。1年前くらいからいよいよ毎週みるようになっていた。最近はついにDVDを買い始めた。相変わらず周回遅れだ(しかも何周遅れ?)。
だからついこういうところを探してしまった。
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