suchi today

suchi today

視野は広く心は狭く
態度は大きく気は小さく
長い目で見て短絡的に
以前のtodayはこちらに

2010/09/05: Music -- いかにして我が家ではSNSDが公式夜泣き対策ソングになったか

8月に少女時代(以下SNSD)のDVDが出た。そして今週は日本デビューシングルが発売される。

少女時代到来 ~来日記念盤~ New Beginning of Girls' Generation [DVD]
GENIE(DVD付)

昨年末からヘヴィ・ローテーション状態で、iTunesの再生回数を見ても Geeだけで187回再生されている(Genieは61回)。実際はYouTubeで見たりCDで聴いたりもあるので、これはもうずいぶんな数だ。私だけでなく妻や3歳、1歳の子供を含む家族全員も(特にGee)よく聴いた。6年前から使い始めた私のiTunes内の16881曲の中でも再生回数は3位になっている。

元はといえば、はてなブックマーク経由で見たのか、 「韓国のアイドルグループが、アーケードの名作バブルボブルの曲を丸パクリして発売」という昨年10月のこの記事がきっかけだ。

これがその問題のCMとバブルボブルの曲。

見ての通り、ネガティブコメントがほとんどだったのだけど、どちらかというと私の印象は「なかなかきれいな娘さんたちじゃないか」というお遊戯会を見る父親目線なものだったのだ。

(パクリ疑惑に関しては、 はちま起稿のこの記事にあるように、タイトーから正式にライセンスを受けたものだったようだ)


さて、このパクリ疑惑の記事を読んだ一週間後に、私はひょんなことから、4日間の絶食プログラムに参加していた。2日目の昼食はこれだけ、みたいな。

2日めの昼食

(これはこれで面白かったのであとで書く)

でその絶食中というのは、かなり厳しいもので、仕事するどころか本を読む気にもなれなかったのでYouTubeをとにかく次々とぐったりしながら見ていたのだが、そこで先日の韓国のグループは誰だろう、などと検索したのだ。そこで見つけたのがこのGeeという曲だ。

このGeeという曲が本当に素晴らしいのだ。。 見ればわかるとおりシンプルでかつ中毒性があり、ダンスもどこかユニークだ。たとえば同じSNSDの少し前のこの曲。

たぶんこちらだったら、音楽といいダンスといい、その凡庸さんに気にもとめなかったと思う。その後、一通りの楽曲を聴き、PVを見ると、このGeeを境に明らかに曲のレベルが上がり、ダンスの振り付け師が優れた独自性を持った方に変わっているように思える。この語のGenieの足曲げとか、Run Devil RunのSNSD歩き(と私が勝手に命名)とか、ちょっと間違うとダサくなりそうな、見たこと無い面白いコリオ(?)がいっぱいなのだ。

特にこのGeeに関しては韓国内でも流行ったらしく、PVのダンス部分だけのビデオがYouTubeに上がっている。

私と同世代のアラフォー女子の皆さんがピンクレディーのUFOを全員踊れるのと同じ感じなのかな。

で、一曲の中で踊りがワンパターンにならず、見たことない振りが続出して、しかし一番驚いたのはそのフォーメーション。二つめの白バックのを見るとわかりやすい。メンバに歌唱寄りとダンス寄りなどの役割はあるようだが、基本的には全員平等でフロントに出てきて、歌うパートがある。これが少しもたつくところが一カ所ある以外は、踊りの中で自然にぐるぐるポジションをローテートしているようなのだ。一度、図示してみたいと思っているのだが。

(ダンスに関してはまったく素人なのでいろいろ間違ってるかも)

ということですっかり気に入ってしまったのが最初のきっかけだ。次のきっかけは実はそのころ下の子供の夜泣きがきつくて、妻と交代で毎日2回くらいは深夜に起きてあやしていたのだが、このときにYouTubeでGeeを見せたら、すごい気に入っておとなしくなってくれるようになったのだ。毎日続けるうちにすっかり公式夜泣き対策ソングになってしまった。


で、次に見たのが元QJ、現在はDPZなどで活躍しているライター大塚幸代さんのHiBiの凧あげ通信だった。SNSDを誰か日本に呼んでください(2009/9/29) という記事で簡単に紹介されている(今見てすごいなと思ったんだけど、1年たったの現在、ほぼここに書かれている通りになってますね。すごい)

こちらのGenieなんかも聴くようになっていったのだ。

ちなみに、最初はiTunesで探して、あったと思って買ったのは違う人が歌っている「Gee」だった。今だったらちょっと聴けば違うとわかるのだけど、当時は別人とは思わなかった。

で、じゃあCDをと思ったらちょうど(2010年2月ころ)韓国で新アルバムが出たのだ。

Oh!
Oh!
posted with amazlet at 10.09.04
少女時代
Sm Entertainment (2010-02-08)
売り上げランキング: 893

で、家族でイオンに行ったときふとタワーレコードの韓国ミュージックコーナーを見たところ、このCDがあったのでつい買ってしまったのだ。しかもタワーのお兄さん、「ポスターもほしいですか」と言われ、いただいてしまいました。この辺で一線を越えた自覚があったな。「ふと」とか「つい」とか書いているけどまあ実質探していたようなものだったし。

SNSD Oh! CD

The Sunshine Undergroundと冬美と韓国アイドルと、久々にわけのわからないCDの買い方をしたと思った。ほかにも「MUSIC MAGAZINE」がK-POP特集だったので買ったりして(2010/03号)

美脚ダンスとか書かれていて、みんなそればっかりだなーと思ったら書いてるのは同じ大塚幸代さんだった。わはは。まあたしかに、脚好というハンドルに思い当たりがある方にはお奨めかも。でもよく見ると、メンバは全員が基本的にスタイルが良いのだが、その中でも身長や足の長さも違うので、GenieのV型の配置といい並び順といい、かなり考慮したポジショニングなのが見えてきます。

どのメンバがいいか、は最初はやはり目立つYoonaだったのだが、昨年末、このGeeのXmasバージョンのスタジオ版を見てから変わった。

うしろのバンドの音が大きすぎてモニタの音が聞こえないようで、後半一生懸命歌う姿が良くて、以降はTaeYeonが一番になりました。この人は当初リーダーだったらしい。歌担当みたいです。Geeを100回くらい聴いた後、このアレンジを聴くととても感動する。YouTubeが凄くて、韓国のこういう番組がもう翌日/翌週には上がっているので面白い。

そういえば珍しいところだと「独島はわが領土」を歌うSNSDという動画があった。

これがまたいろんな思惑なありそうな映像で、リハーサルっぽい衣装だとか、右のおじさんだれとか、米国籍メンバはとまどっているだろうな、とか。もし日本デビューがうまくいったら話題になりそうな動画に思える。

私に関しては、小学生のころオリビア・ニュートン・ジョンが、日本はイルカを食べる野蛮人だからライブはやらない、と言ったころと同じであんまり興味はない。

なんか長くなったので、続きはまた。

Music | comments (0) | trackbacks (0)