2004/11/22: Music -- LIVE AID/ユーゴ/ご教訓
鋲のようなものが打たれている服を見て「ゾフィーみたい」と言ったが1985年生まれには 通じなかった。 (Wikipediaのゾフィー)
スナフキンが過剰に持ち上げられているのだから、ゾフィーだってもう少し世界から愛されてもいいと思う。かっこいいんだこれが。
LIVE AIDのDVD[amazon]を見た。徹夜でフジテレビのダサい中継を見てからもうすぐ20年なのだ。80年代的なものに対するいろいろな感慨については、ここよりふさわしいどこかに書いてあると思う。ニール・ヤングの" The Needle and the Damage Dan" もかっこよかった【またそいつかとおれカネゴン】。
で、見逃しそうだったのは、4枚目の付録だ。「その他の国」とひとまとめにさせられていて、たとえば日本のLOUDNESSや、矢沢永吉映像や、NENAしか知ってる人がいないドイツ版BAND AID(とても曲調が暗かったので好きだった)などが入っている。その中にユーゴスラビア版 BAND AIDというのが入っているのだ。
ユーゴスラビア?
君たち人の心配をしている場合か。
と思ったが、よく考えたら、チトーが亡くなったのは1980年だが、ユーゴが分裂して本格的な内戦に入ったのは1991年のスロベニアとクロアチアの独立宣言がきっかけなのだ。
ここに出ているミュージシャンも、まさかアフリカの心配をしていたたった5年後に、自分の国がかなり筋の悪い民族対立系の内戦に突入し、世界で10本の指に入る悲惨な国になるなんて、そしてここまで国が荒廃するなどとは思ってもいなかっただろうな。というか生きてるのかこのミュージシャンたちは。
10年とか20年とか気軽に脳天気に過ぎているが、 国が一つ荒廃するには十分な時間なのだ。 ということで意外な筋からダークな気分に。
こういうときは脳天気な25年の歴史をほこる、御教訓カレンダーで口直しだ。まだこんなの出てたのか(注文した)。
Comments
「Thank you!」「ありがとう」
「Are you ready?」「準備はいいかい?」
城ヶ崎祐子アナウンサーの無知に、無性に腹を立てた覚えがあります。