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Book Guide for Rusties 2006/05

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A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

5月

穂村弘「現実入門」光文社
とりたてていやなところが見つからないのにも拘わらずあまり面白く感じられない 謎の本であった。なんだかこの程度の経験値の無さやアタフタ経験は 普通ではないのかな。私もあれですよ、町内会の草取りに初めて出る ことになってしまい、雨にならないかなーと思っていたら雨になってわーい とか言ってますよもうすぐ四十才なのに。 この人はこんなに世間値の無いオレというのを 少し演出計算してるんじゃないかな、本当はもうそろそろわかっているのに。 原田宗典の後半のトホホ系みたいな、って私は憶測で言い過ぎですね。 印象批評以前の憶測批評。 そもそもそんなの批評じゃないが、そもそもここは批評ではないのですが、感想にしてもひどいな。怒る方がいるのもうなずける。
半田滋「自衛隊VS.北朝鮮」新潮社
北朝鮮情勢が緊迫した状態になったころから、実際の交戦に至るまでの わかりやすいストーリーをあげ、防衛庁作成資料(ちょっと古めの)基に、 実際の国内の問題、自衛隊の問題などを簡単に解説した本。 面白い。
かわかずお「パチ漫 かわかずお作品集」洋泉社
はだしのゲンからBoys beテンテンまでいろいろ拝借した上での物語。 ふつうに面白いけれどもネタを知らないとどうなんだろう。
戸井十月「小野田寛郎の終わらない戦い」新潮社
NHK BS3でドキュメンタリを見て面白かったので買った。 それでもページ折りまくり本であった。
真鍋昌平「闇金ウシジマくん(1)」小学館
スピリッツでいつも背筋を冷たくしながら読んでいる闇金を描いた傑作漫画。 体調が悪くなるくらいすごい。 うかつな人間のうかつさがとてもわかりやすく描かれている。 うかつな人間としてしっかり読みたい。
太田垣康男「MOONLIGHT MILE(12)」小学館
対峙するシーンが好き。H2-A技術者をちょっと人情的というか下町的というか おっさん的に書きすぎではないかと思った。
大泉実成「人格障害をめぐる冒険」草思社
大泉実成月間につき、最近刊を買った(つづく)
山田卓司「情景王―山田卓司作品集」ホビージャパン
浜松市美術館で見てきた。素晴らしかった。
大泉実成「麻原彰晃を信じる人びと」洋泉社
大泉実成月間につき、手に入れられなかったこの本をamazonにて ちょっと割高ながら購入。 かつて宝島30で連載されていたレポートをまとめたもの。 私はこの連載の印象がとても強くて、大泉氏の名前を覚えた。 オウムのルポのため、実際に修行をしたもの。もうすぐ クンダリニー覚醒までというところまで実際に体験しているのがすごい。 これがサル漫新装時の追加漫画で「クンダリニ〜」と相原、竹熊氏を追っていた シーンに繋がる。
高千穂遙「自転車で痩せた人」NHK出版
疋田本と同じような内容だが、とにかく自転車で痩せたという事実があるので、 何を書かかれていてもこちらが負けている本。かつて、 いしかわじゅんのエッセイ漫画で(From Kだったかな、アクション連載の) 高千穂遙は何の分野でも一流のコーチをつけて本気になる、 ちょっとふたしかですが、そのような印象で描かれていたと思う。 スキーの話だったと思うが。 自転車でもその印象通りに徹底的にやっていた。 週に3回60km走っているそうで、これはすごい。 あと、この人の文章は短い文を連射する感じで気持ちいいです。
大泉実成編「庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン」太田出版
大泉実成月間につき、アマゾンマーケットプレスにて8円で購入。 これはもしかして持っているかも。QJはあるはずだ。 アニメの話じゃなくて、竹熊氏も大泉氏も自分の話をし始めてしまう ところが面白かった。
いしいしんじ「雪屋のロッスさん」メディアファクトリー
内田樹、小田嶋隆、平川克美、町山智浩「9条どうでしょう」毎日新聞社
西原理恵子「毎日かあさん(3)背脂編」毎日新聞社(838円)

No.
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