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Book Guide for Rusties 2006/01

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A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

1月

Andy Riley「自殺うさぎの本 むやみに死んじゃううさぎたち」青山出版社
エルトン・ジョン絶賛。 昔のどうにもつまらない無人島1コマ漫画とかありましたが、ああいう感じ。 でも面白い。 「そ、それ死んじゃうって〜」と言いながら、読むと楽しい。
桜玉吉「御緩漫玉日記(2)」エンターブレイン
面白すぎる。 本当にこの人はすごい境地に達してしまっている。 この暴走したガロチックな絵を商業ベースに乗せられる人が他にいるか。
せきやてつじ「バンビーノ(3)」小学館
バンビは大学を辞めて彼女と別れてフロアに。この漫画面白いなあ。
ハロルド作石「BECK(25)」講談社
緊迫しているとドキドキするし、まったりしたら物語は面白く無いし、 面白い漫画というのは読む方も大変だ。
斉藤由多加「ハンバーガーを待つ3分間の値段」幻冬舎
エレベータの待ち時間にタワーの企画を思いついたとか、 シーマンの売り文句に工夫した話など、いくつか面白いコラムがあった。 知ったかぶり週報の 感想を読んで買ったが、他にも誘導された人が!( 「あとで書く」の達人)
Paul Graham「ハッカーと画家」オーム社
最後の一つと用語集が残っていたのだが、ようやくそこも読んだ。 (ここには全部読んだ本しか載せていない) トム・デマルコとは別のタイプ癒し系アイドル。
林雄司「小エロのひみつ」ロフトブックス
これは好きな企画です。 ピエロより小エロをもっとやってほしい。 その他のロフトイベントなどもあり。
西原理恵子「サイバラ茸(4)」講談社
これが出るなら買わなかった本が多いな。
快適スイミング研究会編「ゆっくり長く泳ぎたい!」学研
ゆっくり長く泳ぎたい! それが私の現在の夢です。 ツーストロークというのができない。どんどん沈む。
住正徳「ロマンの木曜日」彩文館出版
DPZの連載から。住氏はいつも面白いので買った。凝った作り。 印象に残っているのは、suchi todayでも書いたが 「よろしく脳ドック」の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」化と、 「先頭からこんにちは」の住氏の磯村薫君状態だ。 あと、折り込み広告がやらしいので注意。
枡野浩一「あるきかたがただしくない」朝日新聞社
枡野浩一の新刊が読めるのは嬉しいことだ。 枡野浩一はモテ要素満載のようなのになんで不幸に見えるのだろう。 河合克夫氏の漫画が愛に溢れていた。 あと、夫婦のいざこざはともかく(どっちが悪いにしろ)、子供に同情する。 椎名誠の岳物語の話などを思い出した。
山本弘、植木不等式、江藤巌、志水一夫、皆神龍太郎「人類の月面着陸はあったんだ論」楽工社

「日本の危機の本質」の副島隆彦のトンデモ本「人類の月面着陸はなかったろう論」 の内容を徹底的に検証したもの。NASDAのサイトなどにも反論があったが、 もっと徹底的で、面白かった。

と学会本の感想でいつも書いていることだが、 わははと笑いながら読んでいるが、手と頭を使って自分で検証していないうちは、 どちらかといえば副島氏に近い、という自覚を必ず持つようにしよう。

米国では昔からあったというアポロ陰謀論がなぜいまごろ(私がエム・ハーガの 本を買ったのは2002/10)日本に上陸したか、 の説明が面白い。日本のUFOビリーバーの皆さんは、「すでに月には基地があるのに NASAは隠している」とか「宇宙人とNASAはもう連携している」ような物語を 提供する場合が多く、「実はNASAは月にもいけない」というようなこれまでと ベクトルが逆の物語を提示できなかったという分析だ。なるほど。面白い

植木不等式も大活躍なので植木マニアの方はマストバイ。


No.
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