[BFR]

Book Guide for Rusties 1999/08

[1993年] [1994年] [1995年] [1996年] [1997年] [1998年] [1999年] [2000年] [2001年] [2002年] [2003年] [2004年] [2005年] [2006年] [Book Guide for Rusties Index]
[1月] [2月] [3月] [4月] [5月] [6月] [7月] [8月] [9月] [10月] [11月] [12月]


A: 殿堂入り 5: 読め, 4: まあ面白い, 3: お好きに, 2: つまらん, 1: 金の無駄

8月

「にんきもののひけつ」

「白夜行」

「世界は右に回る」

「トンデモ創世記2000」

「活字狂想曲」

「海猿(1)(2)」

「大人袋(2)」

「じゃじゃ馬グルーミンUP!」

「新装版サルまん(上)(下)」

「PUFFY大吉」

「ピアノの森(1)(2)」

「ヒカルの碁(2)」

「天才数学者たちが挑んだ最大の難関」

「買ってはいけない」
この本に使用されている赤インキは俗に赤2号(きれいな発色が特徴)と呼ばれるもので、 1972年に劇物指定されている。
このような劇物にわれわれの手で触れているということに、消費者は気づくべきである。
文字を用いて他人に伝えるには、天然の粘土と竹ベラがあれば十分である。 また、この本に使用されている紙という物質は、何年もかけて育てた森林を伐採して 生成されるもので、環境破壊に繋がるのだ。
その点粘土板はリサイクルが効くので地球にも優しい
世界的にこの紙という物質の乱用による森林破壊の深刻化を問題視して、 OAという新しいビジネススタイルを 導入した欧米先進国もあるくらいだ。
またこの紙という物質をのどに詰まらせた乳児の死亡事故も過去に何件か起こっている。
この本をネズミに読ませたところ1時間後に死亡したという報告もある。
またLSDというドラッグは、この紙という物質に染み込ませた形で流通している。
LSDはWHOでも危険なドラッグとして指定されたおり、もちろん日本でも法規制されている
紙という物質は、このようなドラッグとの関係が取りざたされている大変危険な 物質なのである。

などというすり替えの効いた曖昧な文書が続いていて大変笑える。

面白かったけど芸がなくて途中でやめていたが、ようやく読み終わる。

インスタントラーメンを毎日食べていれば当然気持ち悪くなるし、 私はダイエットなんとかの甘味料で下痢をするが、 かなり根拠が怪しい部分があり (〜についての論文はたくさん発表されている。例えば1972年の〜、 とか(もっと新しいのはないの?))、 否定はしたくないが肯定もしたくない類の雑書である。
報告(論文)ったって、それがKnuth博士(なみの人)が書いたのか ドクター中松(なみの人)が書いたのかは 素人にはわからん。
また著者が原典にあたったとは思えない(参考文献リストもない)
あと、おれは基本的に都市部に住む人間が、環境がどーのこーのと言うのは 認めない。

いや、なんとなくこの手の人間が嫌いなだけなのかもしれない。
うむ
おれはとにかくお前が嫌いだ

「ドラッグはキミをドレイにする」
はたして昨今の児童向けドラッグ対策はどうなのだろうと、 児童書コーナーにあったこの本を買ってみたが……、
くそ
未成年にドラッグを売る奴も問題だが、こんないい加減な本を1600円で売る奴も 問題があると思う。おそらく全国小中学校・公立図書館あたりをターゲットに してるんだと思う。自分の財布は痛まないので、価格じゃなくてタイトルで、 内容も見ずに文部省推奨とかなんとかを基準に購入させるのだ。
まだ「トレイン・スポッティング」でも鑑賞した方が効果があるだろう。
文句があったらメイルよこせリブリオ出版。
児童のみなさんへ
ドラッグは手を出さないことを推奨しますが、
この手の教育者を装った正義面の商人にも注意しましょう。

「たいへんもいじーちゃん」
モスバーガーに置いてあった「モスモス」に連載されていた伝説のもいじーちゃんが 単行本になっていた。改めて感動する。生卵と戦うやつが大変すばらしい。

「ヒカルの碁(1)」
ついに少年ジャンプ血迷って囲碁漫画が始まったと聞き、読む。
すごい、少年ジャンプの漫画になっている。さすがだ。
しかも面白い

「ゆるゆるオヤジ」
オヤジギャグ炸裂。どっと疲れて大変よい。

「め組の大吾(20)」
ひさびさに少年漫画を堪能しました。よく20巻でやめたものだ。最高に面白かった。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所(115)」

「ぞろぞろ」
古典落語をネタにした漫画。つまらなかったのは俺に落語の素養がないせいか。

「ザ・ワールド・イズ・マイン(8)」
あいかわらずすげーぜ。ちょっと停滞しておるが。

「大人袋(1)」
なんかスピリッツの名作選みたいなコンビニ単行本があって、 往年の名連載のよりぬきがサザエさんなのだが「コージ苑」はわかるが、 「伝染るんです」まで当時のおもしろさが半減しているのに驚く。
中川いさみが一番鮮度が落ちていなかったので、現在連載中の 大人袋もまとめて読んでみたくなったわけだが、すげーこの人。面白い。


No.
Book Guide for Rusties suchi Home Page